社長が優秀で、判断が早い会社ほど、最初は成長しやすいです。
しかし、会社が30名、50名、100名と大きくなるにつれて、
社長が全部決める体制には限界がきます。
そして気づいたときには、社員が自分で考えない組織になっていることがあります。
1. 社長の判断力が、社員の思考機会を奪うことがある
社長がすぐに答えを出す。
社員が迷ったら社長に聞く。
管理職も最終判断を社長に戻す。
この状態が続くと、社員は考える前に確認するようになります。
これは社員が悪いというより、
社長に聞けば答えが出る仕組みになっているのです。
2. 社長依存の組織では、管理職が育たない
管理職が判断しない会社では、部下も判断しません。
管理職が社長の顔色を見ている。
部下も管理職の指示を待っている。
現場の判断が止まる。
結果として、社長の負担だけが増えていきます。
3. 社長が決めること・任せることを分ける
すべてを社員に任せる必要はありません。
重要なのは、
- 社長が決めること
- 幹部が決めること
- 現場が判断してよいこと
- 事前相談が必要なこと
を明確にすることです。
これが役割設計です。
私自身も、社労士法人の中でNO.2として動く中で、良かれと思って判断しすぎていた時期があります。
早く進めたい。
ミスを防ぎたい。
お客様に迷惑をかけたくない。
そう考えるほど、自分で決めた方が早いと思ってしまう。
しかし、それを続けると、周囲は「確認してから動く」ようになります。
結果として、自分は忙しくなり、周囲は育ちにくくなる。
この経験から、組織を作るうえでは、
自分が決める力以上に、周囲が判断できる基準を作る力が必要だと感じました。
社長が全部決める会社は、短期的には早く動けます。
しかし、長期的には社員が考える機会を失います。
社員に考えて動いてほしいなら、
まずは社長が決めることと、社員に任せることを分ける。
そして、任せた範囲で判断できる基準を作る。
これが、社員が自ら動く会社への第一歩です。特に情報を細かく把握したいタイプの社長は、そこを決めることで、不安が解消されていきますので、取り組んでみて下さい!
