社員にもっと挑戦してほしい。
新しいことにチャレンジしてほしい。
自分で考えて提案してほしい。
そう考える経営者は多いです。
しかし、社員の役割が曖昧な会社では、社員はなかなか挑戦できません。
1. 役割が曖昧だと、挑戦はリスクになる
社員にとって、役割が曖昧な状態で動くことはリスクです。
自分がやってよいことなのか分からない。
上司の考えと違うかもしれない。
他部署とぶつかるかもしれない。
失敗したときに責任を問われるかもしれない。
この状態では、社員は一歩踏み出せません。
2. 役割は業務分担だけではない
役割とは、単なる担当業務ではありません。
本来は、
- 何のためにその仕事をするのか
- 誰にどんな価値を提供するのか
- どこまで判断してよいのか
- どんな姿勢で仕事に向き合うのか
- 会社全体の中でどんな役割を担うのか
まで含めて整理する必要があります。
3. 役割が明確になると、社員は動きやすくなる
自分の役割が分かると、社員は判断しやすくなります。
ここは自分が責任を持つ部分だ。
ここは上司に相談する部分だ。
ここは他部署と連携する部分だ。
この線引きがあるから、社員は挑戦できます。
私自身も、組織の中で第二象限の改善プロジェクトを進めてきた中で、役割の曖昧さがプロジェクトを止める場面を経験してきました。
「これは誰が決めるのか」
「誰が進めるのか」
「どこまで任されているのか」
ここが曖昧なままだと、会議では前向きな話が出ても、実行段階で止まります。
当時の私は、課題を見つけてプロジェクト化すれば前に進むと思っていました。
しかし実際には、役割と責任を明確にしないと、人は動けません。
この経験から、改善活動には熱意だけでなく、役割設計が必要だと学びました。
社員が挑戦しない理由は、意欲がないからとは限りません。
役割が曖昧なままでは、挑戦はリスクになります。
社員に挑戦してほしいなら、
まずは役割を明確にすること。
何を任せるのか。
どこまで判断してよいのか。
何を大切にして動くのか。
ここを整えることで、社員は一歩踏み出しやすくなります。
