卒業式

「卒業式は子どもの成長を見る日」だけだと思っていたら、もったいないです。
もし今、子育てに正解が見えなくて少ししんどいなら、卒業式ほど心を動かす場はないかもしれません。
たった2時間の式で、私は2人の娘から“感謝を言葉にする力”の大きさを教えられました。

卒業式のシーズンですね。先日、私は娘2人の卒業式に出席してきました。朝から少しそわそわしていたんですよ。会場に着くと、体育館の空気はいつもとまるで違って、静かなのに熱がある感じ。正直、入場の時点で胸がいっぱいになりました。子どもの成長を見るだけの日だと思っていたのに、実は親のほうがたくさん気づかされる時間だったんです。

その中で一番強く感じたのは、しっかりと親だけではなく、先生や友達にも感謝の気持ちを伝える子は本当にすごい、ということでした。例えば式のあと、ある生徒さんが担任の先生に「1年間ありがとうございました」とまっすぐ頭を下げていたんです。たった一言なのに、その場の空気がふっとやわらかくなって、私は少し鳥肌が立ちました。感謝って、言おうと思っても意外と照れて言えないじゃないですか。でも、それをちゃんと口にできる子は強い。これはもう間違いないです。
しかも、娘2人を見ていてもそれぞれ違うんですよ。1人は落ち着いて丁寧に言葉を伝えるタイプ。もう1人は少し照れながらも、自分らしい言い方で気持ちを表すタイプ。同じ家で育っても、出し方はこんなに違うんだなと驚きました。ぶっちゃけ、親としては「同じように育てたつもりなのに」と思う瞬間もあるんですが、その違いこそ個性なんですよね。

そしてもう一つ感じたのが、卒業式は“個性の見本市”みたいな場所だということです。きちんと涙をこらえる子もいれば、思いきり泣く子もいる。友達と最後まで明るく笑っている子もいれば、静かに周りを見つめている子もいる。その全部が、その子らしさ。見ていて面白いなと思う反面、これだけ多様な個性を持つ生徒たちを1つのクラスとしてまとめてきた先生方は、本当に大変だっただろうなとも感じました。30人前後の生徒がいて、それぞれ考え方もペースも違う。その中で日々向き合い、時に励まし、時に叱ってきたわけですよね。実は私はそこで、子どもへの感動とは別に、先生への感謝が急に大きくなったんです。
子育てをしていると、「うちの子のことだけ」で精一杯になる日もあるはずです。でも卒業式に行くと、その視点が少し広がるんですよ。自分の子だけじゃない。周りの子も、それを支える大人も、みんなでこの日を作っていたんだなと気づかされるからです。

読んでいるあなたも、こんなふうに感じたことはありませんか。自分の子どものことで頭がいっぱいだったのに、ある行事でふと周りへの感謝に気づいたこと。あるいは、「うちの子はちゃんと感謝を伝えられているかな」と気になったこと。もしそうなら、それはすごく自然なことです。親って、近くにいるからこそ見えなくなることがあるんですよね。でも、節目の場では見えてくる。あなたのお子さんは、どんな形で気持ちを表すタイプでしょうか。言葉で伝える子ですか。それとも態度で見せる子ですか。そこに、その子らしさが出るのかもしれません。

ポイントのまとめ
卒業式で心に残ったのは、娘たちの成長だけではありませんでした。親や先生、友達にきちんと感謝を伝える子どもたちの姿に、私は大きく心を動かされました。そして、子どもたち一人ひとりの個性の違いを見るほど、それを受け止めてまとめてきた先生方の大変さとありがたさも強く感じました。卒業式は、子どもの成長を見る場であると同時に、支えてくれた人たちへの感謝に気づく場でもある。私はそう感じています。今日からできることとして、まず5分だけでいいので、お子さんや支えてくれた誰かに「ありがとう」を一言伝えてみてください。きっと見える景色が少し変わります。

最後まで見ていただき、本当にありがとうございます。こういう節目の出来事は、子どものための行事に見えて、実は親の心も整えてくれるものですね。あなたのご家庭の卒業シーズンにも、あたたかい思い出が1つでも増えていたらうれしいです。

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